愛犬とは同じ部屋で一緒に暮らしたいものです。しかしそのためには、犬の居場所やインテリア関係で注意しておくべき点もあります。まず大事なのは、家となるケージやサークルをどこに置くのかです。これは部屋の真ん中に置くようにしましょう。ただし、人の出入りが多い場所は避けてください。それから窓のそばなどもよくありません。犬が外の風景を楽しめるように、ケージやサークルを窓のそばに置く人もいますが、かえって気が散ってリラックスできなくなってしまいます。
それからインテリアにこだわった結果、周囲に家具や物があふれてしまうと、犬は攻撃的になりやすくなります。人間に取っては素敵なもの、くつろげる空間であっても、犬に取ってはストレスがたまることもあるのです。またリビングやキッチンも、犬に取っては危険なことがあります。まずリビングに置かれている雑貨、またはコンセントなどを誤飲してしまうと大変なことになるうえに、感電するリスクもあります。キッチンも電化製品があったり、狭い場所に物が並んでいたりで安全とは言えません。キッチンの場合はゲートを作るなどして、犬の立ち入りを防ぐようにします。
コンセントにはカバーをかけるといいでしょう。そして犬に取って障害となるような家具はできるだけ少なめにして、動きやすい環境を作ってあげるようにしましょう。また一戸建てで2階がある場合は、階段の下がデッドスペースとなりがちです。そのような場合は犬用のケージやサークルを持って来て、普段の居場所としてあげるといいでしょう。それから部屋の温度にも気をつけるようにします。犬は体温調節があまりうまくありません。そのため暑さや寒さに対応できにくいことがあります。
小型犬は寒さに敏感なので、冬は特に室温に注意します。もちろん夏の暑さ、特に熱中症にも気をつけるようにしましょう。それから犬は意外とフローリングに弱いので、柔らかめの素材の床にするか、マットを敷くという方法もあります、トイレがきちんとできる犬であれば、カーペットやラグを敷くといいでしょう。